2020年06月03日
膝痛の鍼治療の選穴説明(2)
膝痛の鍼治療の選穴説明(2)

《灵枢经・本输》"刺犊鼻者,屈不能伸;刺两关者,伸不能屈。"両関というのは、内関穴と外関穴です。八脈交会穴は内関穴と公孫穴は密接に関係しています。公孫穴は脾経に所属。脾経は膝部の内側に流注するので、内関穴に決めました。
《黄帝内经・痿论篇》:”陽明者、五臓六腑之海、主潤宗筋、宗筋主束骨而利機関、・・・。”ということで膝関節痛を改善するのは足陽明の足三里穴です。
患者さんは脈診すると左尺脈が虚脈と言うことで、腎は、骨を主り、腎陽虚の主症は、腰や膝の軟弱化と冷え。なので、腎経の復溜穴に決めました。
肝血の調節機能が失調することにより、関連臓腑の栄養ができなくなり、いろいろな症状が現われる。筋肉のひきつり、腰や膝がだるく力が入らないなど起こるものもある。なので、肝経の太衝穴に決めました。
2019年10月10日
膝痛の鍼治療の選穴説明


膝痛の鍼治療の選穴説明
《灵枢经・本输》"刺犊鼻者,屈不能伸;刺两关者,伸不能屈。"両関というのは、内関穴と外関穴です。八脈交会穴は内関穴と公孫穴は密接に関係しています。公孫穴は脾経に所属。脾経は膝部の内側に流注するので、内関穴に決めました。
足陽明胃経は”~膝蓋骨、下腿前面を下って、足背から足の第2指外側端に終わる。”ので、内庭穴に決めました。
腎は、骨を主り、腎陽虚の主症は、腰や膝の軟弱化と冷え、四肢の冷え、寒がりである。なので、腎経の照海穴に決めました。
内関穴は奇経八脈による取穴、内庭穴は十二経脈の循経による取穴、照海穴は標本同治による取穴になりました。
2019年06月29日
置鍼の時間
置鍼の時間
《霊枢経・衛気第七十六》:“・・・衛気之行,一日一夜五十周于身,・・・”:1日中衛気が全身に五十回巡ります。簡単に計算すると、大体1時間に2回ぐらいになります、なので僕の置鍼時間はいつも25分~35分です。(当然、患者さん、疾患によって、時間が変わる場合もあります。)
